大学によって様々で対策し辛いです
医学部の小論文は大学によって様々で対策し辛いです。
まず自分の受ける大学が過去にどのような小論文が出題されたかを把握しましょう。
参考書は、駿台文庫の医系小論文 テーマ別課題文集や河合塾の医学部の小論文などがあります。
過去問を見て出題されたテーマがこれらの参考書に扱われていたら使っても良いと思います。
難しい内容を出題する大学では、解決策のない問題について聞いてきます。
小児の臓器移植についての問題を例に取ります。
日本では小児の臓器移植は出来ないので、
海外で臓器移植を待つ
日本で看取る
のどちらかを選択することになります。
この小児の臓器移植の境遇にある親子に対してあなたが医師の立場だったらどう助言しますか。
異国の地で臓器移植を待っても順番が回って来る前に子どもが亡くなってしまうかもしれません。
父親が日本で働いてるならば海外に子どもを連れて行くのは母親1人でしょう。
多額のお金を払って単身で海外に行った結果助からないかもしれません。
一方日本で看取るという選択も生存の可能性も諦めることになりますから、当然難しい判断だと言えるでしょう。
こうしたら一番いいというような選択はないのです。
その中で医師は、子どもと親御さんにどのような選択肢があるか、それぞれの選択はどのようなリスクや可能性があるかを説明する必要があります。
問題を前にするとどうするのが正解の選択か、良い発想はないかと考えてしまいがちですが、そういった答えがあるものは生命を扱う医師の世界では少ないです。
だからと言って医師が無力かと言えばそんなことはありません。
患者さん、そのご家族に必要なことを説明し可能な限り寄り添うということも医師の大事な仕事です。
参考書を買うのもこういった問題について考える機会が出来ていいと思いますが、入試まで時間があれば日頃からテレビや新聞などで報道される色々なテーマについて少しでも考えておいたり、他の人の意見を覚えておくと小論文や面接のとき役立つでしょう。
投稿者 : 本郷民 (東京大学合格)
