4人の先生の力を借りました
自己推薦入試対策にあたって、4人の先生の力を借りました。
まずは志望動機。
数学科の先生と、国語科の先生に助けて頂きました。
どちらの先生も、私の担任というわけではなく、数学科の先生(教頭)に至っては直接教わった経験すらも無かったのですが、推薦入試に強い!という口コミがあったので勇気を出してお願いしました。
800字の志望動機を仕上げるために、A4用紙40枚(1000字×40枚)のやりとりを行いました。
自分自身に関する事柄や経験、志望先の学科の特徴など、先生から質問事項を挙げてもらい、その質問に私が答える。
というやりとりです。
当初は800字の志望動機を先生に提出しアドバイスを求めたのですが、あまりにも薄っぺらな800字だったため、材料を掘り下げるために一行一行細かく受け答えしていった結果、最終的に40枚になっていました。
放課後での指導だけでは時間が足りなかったので、殆どをメールでやりとりしました。
自分の強みや興味と、大学入学後に学科で学べる事、出来る事をぴったりと一致させることに一番重きを置きました。
「私は貴校に入りたい」はもちろん必要な要素ですが、それよりも「貴校が私を入学させるのは必然である」というところまで800字で書ききれなければ、自己推薦入試での合格は難しいよ、というのが先生の見解でした。
当初一人で書いた志望動機には感情がひた走っていました。
自分としては「伝えている」つもりでも、第三者が読むと実に一方的だったりもします。
その点、とても論理的な先生にアドバイスをお願いしたのは結果大成功でした。
800字に必要な材料が揃ったところで、次に頼ったのが国語科の先生。
この先生は隣のクラスの担任をされていました。
ご自身のクラスの生徒に集中しなければならないところを、私の分まで引き受けてくださいました。
約40000字のやりとりを、いかに800字に凝縮するか。
捨てる作業が結構ハードでしたが、無事に800字にまとめることができました。
一次試験は書類試験。
志望動機ともう一つ必要だったのが、自己アピールです。
私は生徒会長だったので、生徒会の活動実績について書きました。
活動についての文面がやはり800字。
加えて、活動を裏付ける参考資料の提出も必要でした。
この時の800字も同じく、国語科の先生に添削していただきました。
一次の合格通知が来てからは、二次試験の対策へと移りました。
英語面接と英語小論文が待ち受けていました。
ここでようやく力を借りたのが、担任(英語科)の先生。
面接、小論文両方の対策を行いました。
後は、学校以外でも英会話の習い事をしていたので、習い事の先生にも対策をしていただきました。
無事に合格して思ったのは、学校の先生の力です。
私の学校はどちらかというと自己推薦入試よりも指定校推薦枠に充実しており、推薦といえば指定校。
合格の確立の低い自己推薦をわざわざ選ぶ生徒もとても少ない学校でした。
そのため、先生達も推薦入試対策慣れされているわけでもないのですが、私は合格することができました。
振り返って考えてみると、受験生自身が「自分が合格するために取るべき方法」を考えることは案外少ないのではないかと思いました。
親が塾を選んでくれたり、先生が何かを薦めてくれたり、意外と自分で直接何かを選ぶ、誰かに頼ることは多くはない気がします。
投稿者 : AYUYUN (早稲田大学教育学部英語英文学科合格)