人格や態度、大学に対してどのくらいの意志を持っているか
一般的な推薦入試や一般入試と違い、AO入試の場合は、ほぼ確実に、その大学の理念にふさわしい人材かどうかが最大限、確認されます。
ですから、一般教養を確かめるテストなどを除き、ほぼ確実に面接時の対応や人格、言葉遣いなど、大学生として振る舞うにふさわしいかどうかが試されていました。
それは事前に参考書などからも見知っていた情報だったこともあり、まず、私の場合、人に対して臆することなく話をしたり、自分なりの言葉で分かりやすく表現できる力を磨くことをモットーに活動していました。
具体的には、まず、親族など身近な人に対してでは無く、学校の目上の先輩や先生、或いはバイトなどを通して接客業の環境に飛び込み、どんな方に対してもきちんと目を見て話をする事が出来るだけの慣れを特訓しました。
面接時も、実はこの、面接官に対してしっかりと視線を向けたまま話をすることが重視されています。
言葉遣いなどは、過剰すぎる敬語で無くて大丈夫です。
むしろ、最低限、礼儀正しい言葉と分かるものであれば、あとは、どちらかと言えば気持ちをきちんと表現できるかどうかが重要です。
また、面接時の対応だけでは無く、例えば、その大学に対してどれだけ入学意欲があるかどうかも試されています。
大学側の立場になって考えて見るとよく解りますが、大学も、できるだけ自分の所に入学をして欲しいと願っています。
ですが、大抵の受験生は、掛け持ち状態で様々な大学を受験しています。
ですから、その大学に対して是非入学をして勉強を頑張りたい!という思いを、面接官に対して訴えることも重要です。
あと、意外とおろそかにされがちなポイントですが、入学を希望している大学に於いて、事前に入学説明会やオープンキャンパスなど、受験生に対して門戸を開いている機会がある場合、できるだけそういったイベントに参加する事をお奨めします。
大学側も、そういったイベントに敢えて参加してまで入学を希望しているという大きな目安になるためです。
AO入試は、あくまでも受験生の人格や態度、該当大学に対してどのくらいの意志を持ち受験しているかが試されます。
また、薬学や法学、工学など、比較的専門的な分野の学部・学科のAO入試を受ける場合には、大抵、その専門知識への意気込みや目標を問われますので、そういった学部や学科を受験される方は、事前に、どのような意志を持ってそのコースを選んだかという思いを持つ事も大切です。
投稿者 : RYUGI (横浜薬科大学薬学部臨床薬学科合格)